注文住宅の玄関を考えるとき、
「玄関はできるだけ広い方がいい?」
「狭い玄関にしたら後悔する?」
と悩む方も多いのではないでしょうか。
我が家も、家づくりのときに玄関の広さで悩みました。
実際に我が家は、
- 土間:約1.5P×1.5P(約136cm×136cm)
- ホール:約1.5P×1P(約136cm×91cm)
- シューズクロークあり
という、比較的コンパクトな玄関です。

住み始める前は、
「ちょっと狭いかも……」
と思っていました。
でも、実際に1年ほど暮らしてみると、玄関は広さだけで使いやすさが決まるわけではないと感じています。
結論からいうと、我が家の場合、玄関をコンパクトにしたことは大きな後悔にはなっていません。
ただし、子育て中だからこそ「もう少し広ければよかった」と感じる場面もあります。
この記事では、コンパクトな玄関で1年間暮らして分かった、よかったこと・後悔したことと、注文住宅で玄関を考えるときのポイントをまとめます。
結論|玄関は「広さ」だけでなく動線と収納で考える
1年間暮らしてみて一番感じたのは、
玄関の使いやすさは、広さだけでは決まらない
ということです。
特に重要だったのが、
- 帰宅後の動線
- 収納の位置
- ベビーカーなどの置き場所
- 玄関に何を置くか
- 家族の人数や生活スタイル
です。
我が家は、玄関そのものを広くするよりも、収納を別に確保することを優先しました。
その結果、玄関はコンパクトですが、普段の生活ではそれほど困っていません。
一方で、子どもと一緒に靴を履くときや雨の日などは、もう少し広ければラクだったと感じることもあります。
つまり、
「広い玄関が正解」ではなく、「自分たちの暮らしに必要な広さを確保する」ことが大切
だと感じています。
我が家の玄関はどれくらいの広さ?
我が家の玄関は、
土間:約136cm×136cm
ホール:約136cm×91cm
です。
決して「広々とした玄関」ではありません。
大人が1人で使うなら十分ですが、子どもと一緒に使うと少し窮屈に感じることがあります。
特に、
- 子どもを抱っこする
- 荷物を持つ
- 子どもの靴を履かせる
- 自分も靴を履く
といった動作が重なると、
「もう少し広かったらラクだったかも」
と思うことがあります。
子育て家庭なら、広い玄関のほうがラクなのは事実
ここは正直に言っておきたいところです。
子どもが小さいうちは、玄関が広いほうがラクです。
たとえば、
子どもを座らせて靴を履かせる。
その横で自分も靴を履く。
さらに荷物やベビーカーもある。
こんな状況になると、コンパクトな玄関では少しバタバタします。
特に雨の日は、
- 傘
- 濡れた靴
- 子どもの荷物
- ベビーカー
など、一気に物が増えます。
そのため、「子どもと一緒に玄関を使うこと」を考えるなら、ある程度の余裕はあったほうが快適です。
ただ、我が家の場合は「狭いから生活できない」というほどではありません。
広いほうが快適。でも、狭くても収納や動線を工夫すれば十分使える。
これが、実際に暮らしてみた感想です。
玄関を広くしなくてもよかった理由
では、なぜコンパクトな玄関でも大きな後悔をしていないのか。
一番大きかったのが、玄関まわりの収納を別に確保したことです。
シューズクロークで玄関に物を置かない
我が家にはシューズクロークがあります。
玄関まわりで使うものを収納できるようにしたことで、玄関の土間に物が出っぱなしになりにくくなりました。
特に、子育て家庭で場所を取りやすいのがベビーカー。
我が家ではシューズクロークに収納しているため、
「玄関を通るたびにベビーカーをよける」
という状態になっていません。
これが、コンパクトな玄関でも快適に使えている大きな理由だと思います。
シューズクロークについては、実際に使ってみて感じたことを別記事にまとめています。
▶︎シューズクロークはいらない?実際に使って分かったリアルと後悔しない使い方
玄関は「帰宅後の動線」も重要
玄関の広さと同じくらい重要だったのが、帰宅後の動線です。
我が家は、
玄関 → シューズクローク → 室内
という流れにしています。
帰宅したら、
- 靴を脱ぐ
- 荷物を置く
- 上着を脱ぐ
といった動作を玄関周辺で済ませられます。
そのため、荷物を持ったままリビングまで移動することが少なくなりました。
結果として、リビングに物を持ち込みにくいというメリットも感じています。
注文住宅では、単純に「玄関が何畳あるか」だけではなく、
玄関から家の中へどう動くのか
まで考えておくと、コンパクトな玄関でも使いやすくしやすいと思います。
来客が少ない我が家は、玄関を広くする優先度を下げた
我が家の場合、来客はそれほど多くありません。
親が来るのは月1回程度。
それ以外の来客は、年に数回あるかどうかです。
そのため、
「来客のために玄関を大きくする」
という考え方はしませんでした。
もちろん、来客が多い家庭なら玄関の広さは重要です。
でも、普段ほとんど家族しか使わないのであれば、
限られた床面積を、玄関以外に使う
という考え方もありだと思います。
注文住宅は家全体の広さが決まっているので、どこに床面積を使うかも大切です。
玄関に窓をつけなくても困らなかった
我が家は、玄関に窓を設けていません。
家づくり中は、
「窓がないと暗くならないかな?」
とも思っていました。
でも実際に暮らしてみると、特に困っていません。
玄関にいる時間はそれほど長くなく、照明をつければ十分だからです。
むしろ窓がないことで、
- 窓掃除が不要
- カーテンなどの手入れが不要
- 壁や収納の配置を考えやすい
というメリットもありました。
「玄関には必ず窓が必要」と決めつけず、実際の使い方を考えて決めてもいいと思います。
玄関ドアは「広さ」だけでなく断熱性も考えた
玄関の広さとは別に、我が家が重視したのが玄関ドアです。
我が家では、YKK APのヴェナートD30を採用しました。
玄関は外気の影響を受けやすい場所なので、広さだけでなく断熱性能も考えて選びました。
実際に住んでみると、玄関ドアについて大きな不満はありません。
一方で、扉は少し重く感じることがあります。
玄関ドアは毎日使うものなので、デザインだけでなく、
- 断熱性
- 開け閉めのしやすさ
- 掃除のしやすさ
- 実際の使い勝手
まで考えておくと安心です。
玄関のデザインはシンプルにして正解だった
玄関は「家の顔」ともいわれる場所なので、デザインにこだわりたくなる場所でもあります。
でも我が家では、見た目よりも掃除のしやすさを優先しました。
凹凸が少なくシンプルなデザインにしたことで、
- ホコリが溜まりにくい
- 掃除しやすい
- 汚れに気づきやすい
というメリットがあります。
毎日使う場所だからこそ、見た目だけでなく掃除のしやすさも考えておいてよかったと思っています。
ニッチを作って圧迫感を減らした
コンパクトな玄関なので、少しでも圧迫感を減らせるようにニッチを設けました。
大きなスペースではありませんが、壁に奥行きができることで、空間に少し抜けが生まれます。
「玄関を広くできないけど、少しでも開放感を出したい」
という場合は、こうした小さな工夫も選択肢になると思います。
全身鏡は後付けできるようにした
玄関に全身鏡があると便利ですが、我が家では最初から鏡を設置せず、後から取り付けられるように下地だけ入れました。
これも結果的によかったと思っています。
家が完成して実際に暮らしてみると、
「やっぱりここに鏡が欲しい」
と感じる場所が変わることもあります。
注文住宅だからといって、すべてを最初から固定する必要はありません。
後から追加できるものは、下地だけ準備しておく
という考え方もおすすめです。
実際に住んで分かった玄関の後悔ポイント
コンパクトな玄関で暮らしてみて、後悔がまったくないわけではありません。
特に感じたのは、この3つです。
① 子どもと一緒に靴を履くときは狭い
大人と子どもが横並びになると、やはり余裕はありません。
子どもの靴を履かせながら、自分も準備するような場面では、
「もう少し広かったらな」
と思います。
今後、子どもが大きくなって靴の脱ぎ履きが自分でできるようになれば、今より気にならなくなるかもしれません。
② 雨の日は物が一気に増える
傘や濡れた靴などが増えると、コンパクトな土間は狭く感じます。
そのため、玄関の広さだけでなく、
濡れたものをどこに置くか
まで考えておくべきだったと感じます。
③ 外用フックがあればもっと便利だった
これは小さな後悔です。
玄関周辺に、
- 傘
- 一時的な荷物
- 子どもの外遊び用品
などを掛けられるフックがあれば、さらに便利だったと思います。
玄関を広くするのが難しい場合は、床面積を増やすだけでなく、壁面を収納として使うという方法もあります。
逆に「玄関を広くしなくてよかった」と思うこと
もちろん、コンパクトな玄関にはメリットもあります。
掃除がラク
土間が広くないので、掃除する範囲も少なく済みます。
玄関は砂やホコリが入りやすい場所なので、掃除する面積が少ないのは地味にラクです。
玄関に物を置かずに済む
シューズクロークに収納をまとめることで、玄関が散らかりにくくなりました。
「広い玄関+物がたくさん置いてある」より、
「コンパクトでも物が出ていない玄関」
のほうが、我が家には合っていました。
他の場所に床面積を使えた
家全体の床面積には限りがあります。
玄関を広くしなかった分、他の場所にスペースを使えるのはメリットでした。
注文住宅では、
「玄関を広くするか」ではなく、「限られた床面積をどこに使いたいか」
で考えることも大切だと思います。
注文住宅で玄関を考えるときのチェックポイント
これから家を建てるなら、玄関の広さだけでなく、次のことも考えてみてください。
玄関の広さ
- 家族全員で使ったときに狭すぎないか
- 子どもの靴を履かせるスペースがあるか
- ベビーカーを使う予定があるか
- 雨の日に物が増えても大丈夫か
収納
- 靴はどこに置くか
- ベビーカーはどこに置くか
- 傘や外遊び用品はどこに置くか
- 一時的に物を置く場所があるか
動線
- 帰宅したらどこへ行くか
- 荷物や上着をどこで処理するか
- リビングまで物を持ち込まない仕組みにできるか
- 家族が同時に帰宅したときに動けるか
将来
- 子どもが増えたらどうなるか
- ベビーカーを使わなくなった後、収納をどう使うか
- 子どもが自分で靴を履くようになったらどうなるか
- 家族の生活スタイルが変わっても使えるか
まとめ|玄関は「広さ」より「使い方」で考える
注文住宅の玄関は、
広ければ必ず快適、狭ければ必ず後悔する
というものではありません。
我が家の玄関はコンパクトですが、
- シューズクロークで収納を確保する
- 帰宅後の動線をシンプルにする
- 玄関に物を置きすぎない
- 掃除しやすい仕様にする
ことで、実際の生活では大きな不便なく使えています。
一方で、子どもと一緒に靴を履くときや雨の日は、
「もう少し広ければラクだったかも」
と感じることもあります。
だからこそ、これから家を建てる方には、
「玄関は何畳必要?」だけで考えず、「誰が・いつ・何を持って使うのか」まで考える
ことをおすすめします。
我が家の場合は、玄関を広くするより、収納と動線を優先して正解だったと感じています。
限られた床面積をどこに使うかは、家族の暮らし方によって変わります。
玄関の広さだけでなく、収納や帰宅後の動線まで含めて考えてみてください。
▶︎シューズクロークはいらない?実際に使って分かったリアルと後悔しない使い方
▶︎注文住宅の収納は“分け方”で決まる|脱衣所・WIC・パントリー・シューズクロークの役割分担と後悔しない間取りの考え方



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