はじめに
注文住宅の土地探しをしていると、
「もっといい土地があるかもしれない。」
「この土地で本当に後悔しないかな。」
と、なかなか決断できないことがあります。
我が家も実際に、気に入っていた32坪の土地を迷っているうちに他の人に購入されてしまいました。
あの経験があったからこそ気づいたのは、
「100点の土地を探すこと」ではなく、「自分たちの妥協ラインを決めておくこと」が大切だということです。
この記事では、工務店を先に決めてから土地探しをした我が家が、35坪の土地を選ぶまでのリアルな体験をお伝えします。
これから土地探しをする方の参考になれば嬉しいです。
家を建てようと思ったきっかけ
家づくりを考え始めたのは、1人目の育休中でした。
時間に余裕があったこともあり、「いつか建てるなら今のうちに勉強してみよう」と思ったのがきっかけです。
当時は、毎日のように住宅系YouTubeやブログを見て情報収集をしていました。
その中で感じたのは、
「どうせ建てるなら、納得して家づくりをしたい。」
ということでした。
工務店を先に決めた理由
住宅系YouTubeを見ていると、
「土地より先に工務店を決めた方がいい」
という考え方を知りました。
最初は半信半疑でしたが、実際に話を聞いてみると納得。
工務店が決まれば、
- 予算
- 建てられる家の大きさ
- 必要な土地の広さ
が分かるため、土地選びの基準が明確になるからです。
実際、工務店を決める前の私は、
「何坪あればいいのか」
「どこまで妥協していいのか」
すら分かっていませんでした。
今振り返ると、この状態で土地を買わなくて本当に良かったと思っています。
我が家が土地探しで決めていた優先順位
工務店との打ち合わせを進める中で、夫婦で優先順位を整理しました。
我が家が一番重視したのは、
駅が近いこと。
共働きということもあり、将来子どもが電車で通学することや、もし将来売却することになっても価値が落ちにくいことを考えました。
その代わり、
「土地は広すぎなくていい。」
という考え方にしました。
本当は40坪くらいあれば理想でしたが、広くなればその分土地代も高くなります。
家だけでなく、住み始めてからの生活にもお金を使いたい。
そんな思いもあり、「理想の間取りが入る最小限の広さ」を探すことにしました。
最初に気に入った32坪の土地を逃した話
土地探しを始めて間もなく、
「ここ、いいかも。」
と思える土地が見つかりました。
約32坪。
価格は約1,000万円。
駅からも近く、立地はとても魅力的でした。
ただ、一つだけ気になったことがありました。
「少し狭いかもしれない。」
夫婦で、
「この広さでも大丈夫かな。」
「もう少し広い土地を探した方がいいかな。」
と話し合っているうちに、その土地は売れてしまいました。
正直、とても後悔しました。
でも、この経験で一番学んだことがあります。
それは、
「どこまでなら妥協できるのか」を決めていなかったこと。
土地は迷っている間にも売れてしまいます。
だからこそ、自分たちなりの判断基準を持っておくことが、本当に大切だと実感しました。
35坪の土地との出会い
32坪の土地を逃したあとも、土地探しは続けました。
気になる土地は、工務店から紹介してもらった不動産会社にも相談しながら確認していました。
そんな中で見つけたのが、今住んでいる35坪の土地です。
立地は100点ではありませんでした。
でも、
- 駅までの距離
- 土地の価格
- 広さ
そのすべてが、
「我が家の妥協できる範囲」に収まっていました。
一番安心できたのは、工務店から
「35坪あれば、ご希望の家と駐車場は問題なく入ります。」
と言ってもらえたことです。
正直、最初は
「35坪って狭くない?」
と思いました。
でも、家の大きさや駐車場まで含めて具体的に説明してもらえたことで、不安はかなり小さくなりました。
もし工務店を先に決めていなかったら、この土地も不安だけが残って購入できなかったと思います。
現地確認で必ずチェックしたこと
土地探しでは、インターネットの情報だけでは分からないことがたくさんあります。
我が家も、気になる土地が見つかるたびに、何度も現地へ足を運びました。
- 昼と夜
- 平日と休日
時間帯や曜日を変えて歩いてみることで、街の雰囲気は大きく変わります。
実際に確認していたのは、
- 車通りは多くないか
- 抜け道になっていないか
- 騒音は気にならないか
- 日当たりはどうか
- ゴミ置き場はきれいに使われているか
- 周辺の雰囲気はどうか
などです。
近所の方と会えば、軽く会釈をすることもありました。
短時間では分からないことも、何度か足を運ぶことで「ここなら生活できそう」というイメージが持てるようになります。
ハザードマップ・地盤・ガスも事前に確認
立地だけでなく、ハザードマップや地盤も必ず確認しました。
実際に選んだ土地は、わずかに浸水想定区域に入っていて、地盤も少し軟弱という判定でした。
もちろん少し不安はありましたが、希望していたエリアで何も条件にかからない土地はほとんどありませんでした。
「完璧な土地はない。」
そう考えて、自分たちが納得できる範囲で判断しました。
建築前の地盤調査では、地盤改良が必要という結果になり、費用は約50万円。
想定より少し高くなりましたが、資金計画の段階である程度見込んでいたため、大きく慌てることはありませんでした。
また、乾太くんを使いたかったので、都市ガスが利用できることも土地選びの条件の一つでした。
最後まで迷った45坪の土地
実は、今の土地以外にも最後まで迷った土地があります。
約45坪で、今の土地より約500万円高い土地でした。
駐車場にも余裕があり、広さだけを見れば間違いなく魅力的でした。
「土地は資産だから、多少高くても広い方がいいのでは?」
そんな気持ちもあり、本当に最後まで悩みました。
でも、最終的に決め手になったのは、広さだけではありませんでした。
- 実家との距離
- 駅までのアクセス
- 生活のしやすさ
- 家計への負担
すべてを総合的に考えて、35坪の土地を選びました。
住んで1年で感じたこと
実際に住み始めて1年。
「もう少し駐車場が広ければよかったな。」
と思うことはあります。
来客があったときなどは、広い土地だったらもっと便利だったかもしれません。
一方で、それ以外の日常生活では狭さを感じることはほとんどありません。
駅が近く、小児科や病院にも行きやすい。
子どもが大きくなっても便利だろうな、と感じています。
もちろん、住んでみて初めて気づくこともありました。
思っていたより車通りが多かったこと。
これは実際に暮らしてみないと分からなかった部分です。
だからこそ、「100点の土地」は存在しないのだと思います。
土地探しで学んだ5つのこと
今回の土地探しで、特に大切だと感じたことをまとめます。
- 工務店を先に決めて土地の広さを把握する
- 優先順位と妥協できる条件を決めておく
- 現地は昼・夜・平日・休日に確認する
- ハザードマップや地盤は自分でも調べる
- 「70点の土地」で決断する勇気を持つ
土地は迷っている間にも売れてしまいます。
だからこそ、自分たちなりの判断基準を持っておくことが、後悔しない土地探しにつながると感じました。
まとめ|我が家が35坪を選んでよかった理由
最初は、
「35坪って狭いんじゃない?」
と思っていました。
でも実際に住んでみると、我が家にはちょうどいい広さでした。
もちろん、45坪の土地を選んでいたら、もっとゆとりのある暮らしができたかもしれません。
でも、その分土地代は約500万円高くなっていました。
我が家は、家にできるだけお金をかけることよりも、住み始めてからの生活に余裕を持つことを大切にしたいと考えました。
住宅ローンに追われるよりも、子どもと出かけたり、旅行をしたり、おいしいものを食べたり。
家を建てたあとも、家族で楽しめる暮らしを送りたい。
そんな価値観で選んだ土地だからこそ、今でも「この土地を選んでよかった」と思っています。
土地探しを始める方へ
これから土地探しを始めるなら、土地だけを見るのではなく、建てたい家や予算も一緒に考えることをおすすめします。
複数の工務店やハウスメーカーの間取りや資金計画を比較しておくと、「自分たちにはどれくらいの土地が必要なのか」がイメージしやすくなります。
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