注文住宅の家づくりでは、夫婦で決めることがたくさんあります。
土地、間取り、住宅設備、壁紙、床、キッチン、照明、コンセント……。
全部の意見がぴったり合う夫婦ならいいですが、我が家はもちろん、そんなにうまくはいきませんでした。
特に私は家づくりについて調べる時間が多く、
「私が調べて、私が決めてしまっていいのかな?」
と悩むことも。
一方の夫は、
「いいんじゃない?」
「それでいいよ〜」
「しらたまちゃんがいいと思うならいいじゃん」
というタイプ。
ほとんど反対されないので家づくり自体はスムーズでしたが、そんな夫が唯一、かなり意見を出してきたのが内装でした。
そして、黄色いキッチンをめぐって実際に喧嘩しました。笑

夫婦で意見が合わないと、家づくりって大変そうだね。

でも、全部同じ意見の夫婦っているのかな?

大事なのは、意見が違ったときにどう決めるかかもね。

たしかに!どっちかが全部我慢するのもイヤだしね〜。
この記事では、実際に注文住宅を建てた我が家の経験から、夫婦で意見が合わないときの決め方を7つ紹介します。
我が家はこんな夫婦です
我が家は、30代夫婦と2人の娘の4人家族。
2025年に注文住宅を建て、31.62坪の家で暮らしています。
家づくりでは、私のほうがかなり調べるタイプでした。
土地、住宅ローン、工務店、間取り、収納、住宅設備など、気になったらとにかく調べる。
一方の夫は、
「まあ、なんとかなるでしょ」
というタイプ。
私が「これ便利らしい!付けたい!」と言えば、
「そうなんだ〜。いいじゃん」
という感じでした。
調べる量にはかなり差がありましたが、だからといって私だけで全部決めていたわけではありません。
この経験から感じた、我が家なりの決め方がこちらです。
注文住宅で夫婦の意見が合わないときの決め方7つ
① 最初に「家にかけるお金のライン」を共有する
意見が割れやすいのは、間取りやデザインだけではありません。
「これも欲しい」
「こっちも便利そう」
と追加していくうちに、予算オーバーになることもあります。
我が家は家づくりの初期に、工務店から理想に近い家の概算費用と住宅ローンの返済額を見せてもらいました。
そこで、
「豪華な家にする」より「無理なく暮らせる家にする」
という考えを夫婦で共有しました。
必要なところにはお金をかける。
でも、生活を圧迫してまで豪華にしない。
この基準があったので、
「欲しいけど、ここまでお金をかける?」
となったときも判断しやすかったです。
② 調べる量に差があっても、情報は共有する
我が家は私のほうが圧倒的に調べました。
でも、調べたことは夫にも話すようにしていました。
「この工務店が気になる」
「この間取りがよさそう」
「この設備が便利らしい」
など、家に帰ってから共有。
打ち合わせの日程はTimeTreeで共有し、もらった資料やサンプルも一緒に確認しました。
夫婦で同じ量を調べる必要はないと思います。
でも、片方だけが情報を持ったまま決めていくのは避ける。
これは意識していました。
③ できるだけ2人で打ち合わせに参加する
我が家は、基本的に夫婦2人で打ち合わせに参加しました。
理由はシンプル。
2人の家だから。
間取りや収納、家事動線などは私が主導しましたが、夫は壁紙や内装の色、キッチンの高さなどで意見を出しました。
2人で参加していれば、
「私はこう思う」
「俺はこっちがいい」
と、その場で話せます。
意見が違っても、決める過程を2人で共有する。
これだけでも、あとから「そんなの聞いてない」を防ぎやすいと思います。
④ 「欲しいもの」ではなく「欲しい理由」を聞く
夫から出てきた希望は、
- 本棚がほしい
- 筋トレする場所がほしい
- 1人でゲームできる場所がほしい
というものでした。
でも、31.62坪の家に全部専用スペースを作るのは難しい。
そこで、
「なんで、それが欲しいの?」
と考えてみました。
本棚なら、
「家族の本棚はリビングのフリースペースにする」
「夫専用の本棚は寝室に置く」
という方法に。
ゲームも、
「子どもが小さいうちはリビング」
「将来は寝室でできるようテレビ用の配管だけしておく」
としました。
筋トレも、子どもが小さいうちは空いている部屋を使うことに。
もしかすると夫が本当に欲しかったのは、「専用の部屋」より自分が好きに使える場所だったのかもしれません。笑
「何が欲しい?」だけでなく、
「なぜ欲しい?」まで話すと、別の解決方法が見つかることがあります。
⑤ 意見が違ったら「第三の案」を探す
夫婦のどちらか一方の意見を採用するだけが答えではありません。
「Aにするか、Bにするか」
ではなく、
「そもそもCはない?」
と考えてみる。
例えばゲームスペースなら、
A:ゲーム専用部屋を作る
B:作らない
ではなく、
C:子どもが小さいうちはリビング、将来は寝室+テレビ配管
という方法もあります。
注文住宅は自由に決められるからこそ、第三の案を考えやすいところもメリットです。
⑥ 「どちらが譲ったら後悔するか」で決める
夫婦で意見が割れたとき、
「どっちが正しい?」
ではなく、
「どちらが譲ったら後悔する?」
と考えるようにしました。
例えば家事動線や収納は、日常的に使うことが多い私の意見を優先。
一方、内装の一部は夫の希望を採用しました。
全部を半分ずつ譲る必要はありません。
「これは私が譲ってもいい」
「これは夫が譲ったら後悔しそう」
と考えると、決めやすくなります。
⑦ 最後は「2人で納得できるか」を確認する
私が一番意識していたのがこれです。
夫は何でも、
「いいよ〜」
と言ってくれるタイプ。
だからこそ、
「本当にいいの?」
と確認するようにしていました。
反対されないからといって、
「じゃあ全部私の好きにしていいんだ」
と進めてしまうと、あとから不満が出る可能性があります。
最終的に、
「本当にこれでいい?」
とお互いに確認しておく。
それだけでも、気持ちの面ではかなり違うと思います。
我が家が一番揉めたのは「黄色い内装」でした
ここまで読むと、
「なんだ、結構うまく決めてるじゃん」
と思われるかもしれません。
そうなんです。
土地も、工務店も、間取りも、大きな喧嘩はありませんでした。
ところが。
内装になった途端、夫が急に意見を出してきました。
キッチンのショールームで、私と担当の方が話を進めていると、
「俺もキッチン使うんだけど」
と。
たしかに、その通り。笑
それまで「いいよ〜」だった夫が、ここでは譲りませんでした。
そして夫が好きだったのが、
黄色。
私はベージュやグレーなど、落ち着いた色が好き。
夫は、
「黄色かわいいじゃん!」
というタイプです。
結果、キッチンはクリームイエロー。

洗面台もかなり鮮やかな黄色になりました。

打ち合わせ中は何とか収まりましたが、帰りの車の中で私は、
「私の好きな内装じゃない!!」
と不満爆発。
夫は、
「じゃあ、今から変更してもらったら?」
と。
いや、今さら変更してくださいって言いにくい……。
その後も私はちょこちょこ文句を言い、夫からは、
「じゃあ、リフォームすれば?」
と言われています。笑
あるとき私が、
「こんなにぐちぐち言われるなら、私の意見を採用すべきだったでしょ?」
と言ったら、
夫は、
「いや、そうしたら俺が文句言ってたよ」
と。
……たしかに。
どちらを選んでも、どちらかが少し不満だった可能性はあります。
夫婦の意見を100%一致させるのは、やっぱり難しい。
そう思った出来事でした。
逆に、夫の「気にしすぎない考え方」に助けられたことも
夫婦で意見が違うと、つい「どちらが正しいか」を考えてしまいます。
でも、夫の考え方に助けられたこともありました。
例えば、隠れた収納や2階のトイレの壁紙。

私は、
「家全体の内装と合うかな」
「ここだけ雰囲気が違ったら変かな」
と悩んでいました。
すると夫が、
「そこ、誰か見る?」
「自分たちしか使わないんだから、好きなのにしたら?」
と。
たしかに。
人から見える場所なら全体のバランスを考える。
でも、自分たちしか見ない場所なら、自分が好きなものを選んでもいい。
そこで2階のトイレは、思い切って自分の好きな壁紙にしました。
これは今でも、
「夫の意見を聞いてよかった」
と思っています。
家づくりは真面目に考えるほど、「正解」を探してしまいます。
そんなときに、
「別に誰も見ないよ」
「自分たちが好きならいいんじゃない?」
という考え方が、意外とラクにしてくれることもありました。
家づくりは「夫婦で全部同じ意見」でなくていい
我が家は、私のほうがたくさん調べて、たくさん悩みました。
だから、
「私が決めちゃっていいのかな?」
と何度も思いました。
でも、今振り返ると、夫婦で大事なのは意見を全部そろえることではなかったと思います。
調べる量が違ってもいい。
こだわる場所が違ってもいい。
意見が違ってもいい。
大切なのは、
「どう考えて、この家を選んだのか」を2人で共有すること。
そして、どちらか一方が全部我慢するのではなく、
- お金のラインを共有する
- 情報を共有する
- 打ち合わせに一緒に参加する
- 欲しい理由を聞く
- 第三の案を考える
- 譲ったら後悔するほうを優先する
- 最後に2人で確認する
このあたりを意識しておくこと。
我が家も黄色いキッチンでは揉めましたが、それも含めて今の家があります。
完璧に意見が一致しなくても、「2人で決めた」と思える家づくりができれば、それで十分なのかもしれません。
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▶︎後悔・失敗まとめ|注文住宅の住んで気づいたリアルな注意点と対策集
ここまで読んでくれてありがとうございます。
「頑張りすぎたくない。でも、後悔もしたくない。」
そんな我が家の家づくりが、これから注文住宅を建てる方の参考になればうれしいです。



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